単衣(ひとえ)羽織(長羽織)の作り方(女性用15)
¥2,035 (税込)
「女性用単衣(ひとえ)羽織の作り方」の指南書です。女性用の生地には、羽織1着分の羽尺があります(現代では流通量も少なくなってきています)が、寸法表では、羽尺も着尺(着物1着分)も載せています。丈を長くすれば、長羽織になります(長羽織を作る場合には、着尺の反物を選んでください。)裏地のない単衣羽織ですが、身頃に肩すべり、袖に袖すべりを付ける場合についても解説しています。道中着コートの衿よりは複雑ですが、単衣で、表と裏の釣り合いをとる工程がないため、しっかり長さを測ってしるしを付け、丁寧に縫っていけば、比較的作りやすい作品となっています。なお、衿の作り方とつけ方は、袷羽織と同様です。
全42ページ(A4カラー両面印刷、ファイル製本)
【 採用している仕立ての方法 】
柄合わせ | 柄合わせする際に注意すべき点を図説しています |
袖 | 袖口布を付け、袖下は袋縫い ※袖すべりを付ける場合についても解説しています |
背 | 袋縫い |
脇 | まちを付けています |
裾 | 引き返しを三つ折りぐけ、前身頃は前下がり |
衿 | 衿芯(三河木綿 または 新モス)を入れて、表衿を4mm 持ち出し、衿肩まわりには力布 |
肩すべり | 身頃の肩から後にかけて、肩すべりを付ける場合についても解説しています |
※1 並巾生地(反物)にしるしをつけながら、手縫いで作る場合の指南書となっており、型紙やミシンは使いません
※2 写真の掲載はありませんが、手縫いの工程を細かく設定して、その工程ごとに分かりやすい図を掲載していますので、図説をよく読んで、順番に手縫いを進めていけば、はじめてでも、綺麗に作品を完成させることができるようになっています
【 寸法表 】
参考として、標準サイズを基に算出した寸法表(着尺と羽尺)を掲載しています
※3 着物の上に羽織を着る前提で、寸法を設定しています。
【 特記事項 】
単位 | cm(センチメートル) | 尺の記載:無 |
しるしつけ | 熱で消えるペン(仕上げで消す) | ヘラつけの記載:無 |
※4 下記については、当サイト内に掲載していますので、リンクをクリックしてご確認ください
着物を仕立てる際に必要な和裁道具 |
着物の仕立てに入る前の下準備(水通し・地のし等) |
和裁の縫い方(針の動かし方)等 |
羽織のたたみ方 |